敗戦直後の辻清明と長浜政寿
行政学年報17号の「戦後状況と行政研究」によると
阿利莫二「辻先生から地方自治について、例えば23~25年ころ、高木(鉦作)さんが研究会に出られる前の段階に、直接話を聞いたという記憶はあまりないんです。」
加藤一明「それはね、やはり関西ですよ。地方自治に対する関心は、長浜先生が『知事公選論の諸問題』を出されたでしょう。あのころは、長浜先生、地方自治と農村という演題なんかの講演に行っておられたんですよ。それに市政研究所で特別市政問題にかかわっていられたのです」
実際、Wikipedia情報だと、戦後の長浜政寿教授が早速本を出されている。
これに対して、辻清明教授の場合、本の出版のレベルでは遅いように思われる。
- 『日本官僚制の研究』(初版:弘文堂, 1952年/新版:東京大学出版会, 1969年)
- 『行政学講義(上)』(東京大学出版会, 1960年/改訂版, 1963年)
- 『政治を考える指標』(岩波書店[岩波新書], 1960年)
- 『行政学概論』(東京大学出版会, 1966年)
- 『陣笠の効用』(日本評論社, 1972年)
- 『日本の地方自治』(岩波書店[岩波新書], 1976年)
Wikipedia deepの調べなので、論文のレベルまで調べる必要。