ご恵投いただきました。

ご恵投いただきました。ありがとうございます。

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

山下祐介さんは、『限界集落の真実―過疎の村は消えるか?』(ちくま新書)でも
著名な方でしたね。行政学的見地からも大変面白そうな書物です。
政治学の第一歩 (有斐閣ストゥディア)

政治学の第一歩 (有斐閣ストゥディア)

有斐閣ストゥディアから初の政治学系の本です。
理論的な関心が強く、地方自治も連邦制をめぐる比較政治学的な議論からスタートしています。城山さんならではの作品です。

マーク・ブライスの書物と論文発見 やっぱりアイディアの政治学の人

Mark Blythという政治学者は、われわれの間では、Vivien Schmidt と並んで「アイディアの政治学」の人という位置づけだったが、経済学的にも重要な人のようだった。

緊縮策という病:「危険な思想」の歴史

緊縮策という病:「危険な思想」の歴史

同一人物なのか分からなくて、ちょっとグーグル・スカラーしていたら、おもしろそうな論文を発見。

http://www.markblyth.com/wp-content/uploads/2014/07/Ideas-and-HI-Handbook-Chapter.pdf

Ideas and Historical Institutionalism
Mark Blyth, Oddny Helgadottir, and William Kring
Brown University
May 2014
Chapter on ‘Ideas and HI’ for the Oxford Handbook of HI, forthcoming in 2014.

で、Oxford Handbook of Historical Institutionalism も来年に出版されるらしい。

The Oxford Handbook of Historical Institutionalism (Oxford Handbooks)

The Oxford Handbook of Historical Institutionalism (Oxford Handbooks)

両生類の脚はなぜまた生えるのか

 子どもと一緒に散歩していると、トカゲなどに出くわし、こども2人とも夢中になってしまう。で、しっぽを切って逃げて、そのしっぽがまた生えてくるんだよと教えてあげる。しかしどうしてそんなことが可能なのか。(ミチをひらく)岡山大准教授・佐藤伸さん【大阪】2015/09/17 朝日新聞朝刊に、最近の研究成果が載ってあった。
 両生類の脚はなぜまた生えるのかをウーパールーパーを使って研究していて、特定のたんぱく質が再生促すことが分かってきたという。ウーパールーパーの皮膚の傷口に神経細胞を置くと、新たな脚が生えた。そして神経の細胞から放出される物質を調べたところがそれが特定されたのだという。
 で、ニワトリの場合でも両生類と同様に傷跡から再生芽はできるらしい。ところが、脚にはならない。「恐らく次に必要なのが、細胞がどの器官になれば良いのか、いま自分がどこにあるのか、という「場」を再生芽に認識させるプログラムではないかと考えています。」と佐藤さんはいう。
 これは、福岡伸一さんがいう「ひとつひとつの細胞は自分が将来なにになるかをあらかじめプログラムされているわけでもないし、運命づけられているわけでもありません。細胞がある程度増えたときに、細胞と細胞のコミュニケーションによってなにになるかが決まっていくのです」ということと親和的である。
 生物学は興味深い。MITでも1993年から生物学を必修科目にしている。社会科学の方も考えた方がいいのではないか。特に経済学。と思っていたら、進化経済学というのがあった。

進化経済学の諸潮流

進化経済学の諸潮流

ついでながら、トカゲはハ虫類で、イモリは両生類。

2冊の英書

Beyond Varieties of Capitalism: Conflict, Contradictions, and Complementarities in the European Economy

Beyond Varieties of Capitalism: Conflict, Contradictions, and Complementarities in the European Economy

Peter Hall, "The Evolution of Varieties of Capitalism in Europe"
The Democratic Foundations of Policy Diffusion: How Health, Family, and Employment Laws Spread Across Countries

The Democratic Foundations of Policy Diffusion: How Health, Family, and Employment Laws Spread Across Countries

そのうち読みたい。

頂いた書物の紹介です

ランダムに(すみません!)ご恵投頂いた本を紹介したいと思います。

ソーシャル・キャピタル (シリーズ・福祉+α)

ソーシャル・キャピタル (シリーズ・福祉+α)

田村哲樹さんから
日韓関係史 1965-2015 I 政治

日韓関係史 1965-2015 I 政治

著者の方から
貧困、紛争、ジェンダー―アフリカにとっての比較政治学

貧困、紛争、ジェンダー―アフリカにとっての比較政治学

戸田真紀子さんから
変革の鍵としてのジェンダー:歴史・政策・運動

変革の鍵としてのジェンダー:歴史・政策・運動

城下賢一さんから
丸山眞男: 「古層論」の射程 (関西学院大学研究叢書)

丸山眞男: 「古層論」の射程 (関西学院大学研究叢書)

冨田宏治さんから
市民社会セクターの可能性: 110年ぶりの大改革の成果と課題

市民社会セクターの可能性: 110年ぶりの大改革の成果と課題

岡本仁宏さんから
現代ドイツ政治

現代ドイツ政治

近藤正基さんから
とりあえず、今日はこの辺りで。

ブライアンとポール

前回取り上げた、Darian Sahanajaなどのワンダーミンツの連中、もう随分長い間、
ブライアン・ウィルソンと仕事をしていて、SMiLeを復活させたり、ジョージ・
ガーシュウィンの曲をreimagine したりしています。

Brian Wilson Reimagines Gershwin

Brian Wilson Reimagines Gershwin

一方、ポール・マッカートニーも、いわゆるスタンダードを歌手として歌っている
アルバムを制作しましたが、ではそのバックはというと、ダイアナ・クラールとか
ジョン・ピザレリなど、それぞれがリーダーとしてアルバムを何枚も出している
ジャズ・ミュージシャンをバックにする豪華ぶり。それだけでも足りないとばかり、
エリック・クラプトンスティーヴィー・ワンダーがゲスト参加。
しかし、これらが単なる箔付けになっていないのがポールの凄いところですね。
Kisses on the Bottom

Kisses on the Bottom


ポールが一番好きなブライアンの曲を歌う。


なんとビーチボーイズがBack in the USSR を歌う。
ビートルズがこの曲を録音していた時に、ビーチ・ボーイズ
サビのコーラスを頼もうというのを、たしかポールの弟が
サジェストしたけど、ポールが却下したというのを昔読んだ
気がします。何十年もたって、ビーチ・ボーイズ
Back in the USSR のコーラスを聞くことが出来ました。

エリック・カルメンのBrand New Year

The Essential Eric Carmen

The Essential Eric Carmen

エリック・カルメンは過小評価されている歌手であるということに、アメリカでも日本
でもなっているようだ。

僕自身もあまりのめり込まなかったけど、ラズベリーズ時代を含めていい曲を何曲か知っている。
一番有名なのはAll By Myself だろうか。

途中でラフマニノフ風になってくるこの曲にこんな歌詞が。

When I was young
I never needed anyone
Making love was just for fun
Those days are gone

そんなdays はなかったわい、と思う私には
どうも歌詞がしっくり来なかった。

で、2013年には18年ぶりの新曲Brand New Year公開された。上のCDにも収録されている。

なんと、この曲のキーボードがDarian Sahanaja、ヴォーカルにJeffrey Foskett、
ギターにNick Walusko、ドラムとベースがMike D'Amicoという面々。
現在、Brian Wilsonを支えている連中がやっているのである。
これがなんともいい曲なんだなあ。おすすめ。