あの頃、マリー・ローランサン

加藤和彦安井かずみの共作で、僕が一番好きなのは『あの頃、マリー・ローランサン』という83年の作品。その頃のことを、坂本龍一サウンドストリート(1983年10月25日 ゲスト:加藤和彦)で聞ける。もちろんyoutubeを通してだ。
https://www.youtube.com/watch?v=qJ5mopSXnaM

番組の中でも言っているが、まだこの時、加藤和彦36歳、坂本龍一31歳なのである。ずいぶん若い。しかし、加藤和彦の作品としてはもう後期の作品である。

番組の中でもかけられる、ニューヨーク・コンフィデンシャルという曲は、なんとももの悲しい(13分51秒ぐらいからです)。「午後のニューヨーク」という歌い出しで、その世界に連れて行ってしまう。僕も何回か居た事があるので、気持ちや雰囲気を思い出す。番組の中でも実際に色々経験することの重要性を2人で語っている。ヒッピーの経験の話まである。

経験といえば、その曲に出てくるエッグ・ベネディクトをLPを聴いてから、ついに30年後(!)の先日、沖縄のホテルで食べた。沖縄風だったが、そもそもこの食べ物にはいろいろヴァリエーションがあるようだ。「君が好きだったエッグ・ベネディクティン」と聴こえてきたのだが、どうしてだろうか。

あの頃,マリーローランサン

あの頃,マリーローランサン